ただいま〜〜っ。
鍵っ子だった。
ドアを開けても返事なない。
いま思うと寂しくなかったのかな?と幼いころの自分に聞きたくなる。
でも
どんなに思い出そうとしても
一度も寂しいと思った事がなかった。
当時、母は薬剤師で 小学生のわたしが帰宅するより数時間、帰宅が遅い。
いつも
ランドセルを玄関においたまま まっしぐらにカンカンに走った。
食卓に並ぶ 2つの カンカン。
5歳上の兄の分と私の分。
ポッキーもポテチもかっぱえびせんもなんでも入っていた。
日替わりで
いつもいつもあたらしいお菓子が入っていた。
お腹がいっぱいで
毎日20時から家族4人で揃って食べる晩ご飯が苦しかった。
あれだけお菓子にときめくことが
これからもあるといいな。
クッキーのカンカンが
ウチも鍵っ子だって、朝おきてから夜まで一人ぼっち。
朝は、親からの電話で起きて
朝ごはんも無くて、一人で学校の準備して登校。
いつでも首に掛けられてる鍵。
学校から帰って玄関で
“ただいま”とりあえず言ってみても
“おかえり”そんな言葉は帰ってこない。
ただ虚しく自分の“ただいま”が響く毎日でした。
親に心配かけたくなくて
毎日無理して笑って、楽しくもない学校を楽しいって言って、
頼るところもなくて
いろんな感情を押さえ込んでた。
中学に上がってから
精神的に限界が来て不登校になり、精神的な病気にもなりました。
身体も病気と知り、自称行為も増えて
それでも親の理解を得ることはできません。
現在の状況です。中2 女子。