「初音ミク」による人間不在のオペラ「THE END」を鑑賞。
「死」に関して自問する、ルイ・ヴィトンを身に纏ったミクの旅が始まる。
2012年山口情報芸術センターにて2日間限りの公演が開催された本作。
今回渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われました。
ステージ四面を覆う画面映像と照明、音響を駆使し、
オーケストラや歌手が登場しない「初音ミク」のボーカロイドオペラ。
テーマが荘厳で解釈もそれぞれに違う物になる気がしました。
全編の端々にコントロールされたノイズ音に心酔しながらの時間でした。
僕は音も絵もディティールのみを追っかけてしまうので、
読み取れきれない部分も多分にあったのかなとも思いました。
実はもう少しグロテスクな物を期待している部分もありました。
全編、最先端な表現は圧巻でした。