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いぬのえいが
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映画「LOVE まさお君が行く!」を制作しました。
6月23日公開です。
そんでもって今日はその犬と大久保さん、後輩のテレ東狩野アナとロケにいきました。
大久保さんがいろんなとこで犬にめちゃめちゃに蹂躙されるロケでとても楽しい番組になりました。
「LOVE佳代子が行く!」6/16(土) 13:53からテレ東で放送です!みてねー。
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馬鹿祭り
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東京都にある北のはずれ、北区赤羽。ここは埼玉県との県境で、東京の北の玄関でありターミナル駅です。ここは林家ぺー師匠が住んでいたり、エレカシの宮本さんが出身だったリと、濃すぎる町。敬愛する都築響一さんの名著「東京右半分」にもたびたび登場する、アシッドでカオスな場所なんです。
そんな赤羽が地元を挙げて盛り上がる2日間のお祭りあります。その名も”馬鹿祭り”。昨年は震災の影響で自粛したそうですが、今年は例年通り行われるということで、取材も兼ねて参加しました。
品のない原色のポスター。
赤羽の公道、アーケードなどが封鎖され、マーチングバンドや変な山車が練り歩きます。
ブラジル人サンバーチーム(全員熟女。)
マツケンサンバの振り付けの先生(風)と日本人熟女。
「スコップ三味線という斬新な楽器!」だそう。
そしてこの人が赤羽の名物オヤジ”便利屋さん”。
ゆるキャラ?本人は全くユルくないですが。
飾り付けの限度を知らない赤羽の人たち。
こういうのを辱めというんでしょうね。
普通のみこしも登場。統一感ゼロ。
最後は素敵な和彫と、
褌でお別れしましょう。
しかし、濃い祭りでした。とにかく盛り上がればいいという、節操のない祭り。あと、”周りはみーんな馬鹿だらけ!”的な、サビしかない、オリジナル音頭が至る所でループしていて、炎天下ということもあり、軽いトランス状態に陥りました。昼から飲んでいる人多数、ワンカップ率多し。いまでは幻だった気もします。こんな東京の最果てのカオスを体験したいもの好きはぜひ赤羽へ!
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軍艦マンション
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東新宿駅の交差点近くに異彩を放つ建物があります。通称”軍艦マンション”。歌舞伎町に行くときに、いつも気になっていたんですが、中に入れる機会があったので喜び勇んで行ってきました。
歩いていると急に現れます。ヤマトか!
そそり立っております。
屋上はまさに軍艦の甲板。潜入!
横置きされた給水塔。
船首部分。ディカプリオじゃありません。連れて行って下さった都築響一さん。
壁にあいた窓も、まるで船の窓のよう。
屋上より望む夜景。この建物、今張り述べされてSOHOや住宅として借りられるそう。怪人、菊地成孔さんも住んでいる歌舞伎町まで徒歩1分、交通至便。本当は僕が借りたいくらいですが、先立つものもないので余裕のある方いかがですか?
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沖縄と映画①
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構想2カ月、撮影4日、仕上げ2週間という突貫工事で「営業100万回」という映画をつくり
第4回沖縄国際映画祭へ行ってきました。
フォー!
こういうカッコイイ大人にはなかなかなれなそう。
レッドーカペットのみでまだ上映されていないんですが、反応が気になります。
沖縄映画祭ということでついでに、沖縄最古の映画館に行ってきました。
首里劇場
首里の住宅街をあるいていると突如として現れる激シブな建物。
上映されている内容は…
ピンク!
沖縄最古にしてピンク専門の映画館です。
で支配人。イイ顔してます。
昭和25年に建てられたそうです。ということは現在67歳になりますね。昔は一般映画もかかっていたそうですが、今はピンクのみ上映。お許しを得て中へ。
イイ感じにやけたポスター多数。この頃の中江有里かわいかったな…。
張り紙多数。
豪華3本立て。映画館で昼1時から夜10時まで1日過ごしても700円!そろそろ「覗き人妻」が始まる!トイレに行って…。
このトイレは!
中国みたい!満を持して中へ。
70年前にタイムスリップ…。
お客さんは自分以外おっさん2人。2人とも千円札を握りしめ、さながら駄菓子屋に来る子供みたくやってきていました。ほほえましかったー。ちなみに正面に禁煙って書いてあるんですが、左右に喫煙所あり。
こんな映画館がまだ残っているだけで驚きです。味がありすぎます。国は一刻も早く重要指定文化財に登録すべき。デジタル上映ではなくフィルムでの上映のみというのも素敵です。こういうとこでピンク以外の映画もみてみたいなぁ。支配人に話を聞いたらピンク映画観なくても、タダで見学もありらしいので、沖縄へお出かけの際は是非い首里劇場へ!
ちなみに僕は「覗き人妻」をよきとこまで見て、劇場を後にしました。
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今のところ今年最高!「ミッドナイト・イン・パリ」
ウディ・アレンの最新作の試写に行ってきました。
最高!久々に最後、終わらないでー!終わらないでー!と心の中で絶叫し続けました。
ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネスと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。あこがれ続けたパリに魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギル。しかし、文化的なことに興味がない婚約者のイネスは無関心…。ディナーの後にパリの街を散歩している間に、主人公は大好きな1920年代のパリに迷い込んでしまう。夜な夜な繰り広げられるサロンでの芸術家たちの討論会やパーティに遭遇。自分があこがれ続けた芸術家たちと直にしゃべったり、自分の小説の原稿を見てもらったり、まさに夢のような日々を過ごす…。
冒頭、パリの美しい街並みのショットが延々3分くらい続くんですが、20年前にパリに住んでいた頃に脳内トリップして鳥肌もんでした。
実際に出てくる芸術家も、音楽家のコール・ポーター、作家のヘンミングウェイ、F・スコット・フィッツジェラルド、画家のダリ、ピカソ、ロートレック、ドガ、マチス、映画監督のルイス・ブニュエル…など本当に多彩な面々。彼らが20年代のパリで実際に動き、語り、踊る。もうそれだけでたまらないし、観ている自分が本当にパリに住んで、彼らと同じ時間を過ごしているような高揚感が凄いんです。もう、映画のストーリー運びも、音楽も何もかにもオシャレすぎる、素敵すぎる!
ウディ・アレンのみがなせるスーパーキャスティングによる、出演女優たちもひときわ美しい。
妻役のレイチェル・マクアダムス
おなじみマリオン・コーティヤールを始め、
サルコジ大統領の妻、肉食カーラ・ブルーニ
プラダでおなじみロリータ、レア・セドゥー
など女優を見ているだけでも完成された芸術品を見ているようで完全に夢見心地。ちなみに老境のエロ目線、おなじみお尻越しのカット、素足越しのカットももちろん満載で、全く飽きさせません!
出てはこないけど、藤田嗣治もきっとどこかにいたんだろうな。
絶対に観てください。ヤバすぎです。是非デートで。僕ももう2回見たい。
「ミッドナイト・イン・パリ」 5/26全国ロードショー
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