プロデューサーのシンゴくんもrirelogで書いてましたが、
僕が脚本を担当する「おはよう忍者隊ガッチャマン」が
DVDになりました。3本同時に店頭に並んでます。
日本テレビの朝の番組『ZIP!』内で
月曜から金曜まで、毎日1分間のオンエアが
2年続きまして、気付けばざっくり500本くらい、
なかなかにくだらないコントを書いてまいりました。
今回の3本はそれぞれ「ベルクカッツェ編」、
「大鷲のケン編」「アンダーソン長官編」という
パッケージで、それぞれ30エピソードくらいずつ
収録されてます。日テレの人が粗選びしたものを足がかりに、
気に入ってるヤツを足してもらって、
気に入ってないのを抜いてもらって、
問題ありそうなのが抜かれて……などありまして。
最終的には嫌いじゃないラインナップになりました。
なので、この機会にちょっと解説めいたメモを。
「ベルクカッツェ編」
いちばん人気のキャラクターです。
ガッチャマンのリメイクをやることになって、
僕から一つリクエストしたのが「ベルクカッツェを
宮崎吐夢さんで!」ということでした。
我ながらいいこと思いついたなーと思います。
パッと思いつく範囲では、ギャラクターが
フランスに攻めに行く話、お歳暮爆弾の話、
ケータイショップに行く話、手下との個人面談の話、
子どもと即興的に絡んで作った話、クリスマスイブの話…、
あたりが気に入ってます。
「大鷲のケン編」
ケン編と言ってはいますが、
忍者隊のエピソード集ですね。
考えてみれば、ヒーローもののパロディって
コント番組には付きものってくらい定番で、
それを本家の公認をいただいて
やれてるってのは贅沢な話です。
正義の味方サウンドマシーンの回、
甚平の泣き止まない回、リュウのメッセージの回、
ジョーが爆弾の配線を切る回、ジュンがナンパされる回、
ナレーションに振り回される回ETC…。
BOSEさん、ANIさん、まほちゃん、それぞれイイですね。
個人的に気に入ってるエピソードが
いちばん多く入ってるような気がします。
「アンダーソン長官編」
いちばん気に入っているキャラクターが
アンダーソン長官です。
なにしろオリジナルのガッチャマンでは
たまーにしか出て来ない登場人物が、
吐夢さんのおかげでいちばんのボケ役に成長したんですから。
NYからの中継が全然つながらない回、
南部博士との議論がミニマルな水掛け論になっていく回、
言外にハラキリを迫る回、不可解な英会話レッスンの回、
物忘れが激しすぎる回…ETC。どれもかなり好きですね。
インパクトの強いネタばっかり入ってます(笑)。
というわけで、おはよう忍者隊ガッチャマンの
オンエアはひとまず3月いっぱいで終了。
どうもありがとうございました。