火曜日。青山CAYで
イラストレーター・小池アミイゴ氏企画
『Our Songs』第3夜。
金曜まで6夜連続で楽しげなライヴが
いろいろ観られるそうなんですが、
この日はとりわけ異色な顔合わせ。
曽我部恵一、とんちピクルスの競演ということで、
少しスケジュールを無理して表参道へ。
いい加減な音楽ライターをやってた20代に
曽我部くんには何度も取材させてもらったんですが、
彼がソロになった頃、僕も放送作家に仕事を変えたので、
ステージ観るのは下手すりゃサニーデイの解散ライヴ以来かも。
すげえカッコ良かったです。観に行って良かった。
本番後に写真撮らせてもらったのに
暗くて全然ダメだったんで、いただいたCDの写真を。
左は最新アルバム『PINK』。右が5月の仙台での
ライヴを収めた会場&HP売りCD『SPRING FEVER』。
ギター1本のステージだったんだけど、
声はデカいわ、居様の説得力は凄いわ、
なんか24〜25の時に観たエンケンさんを思い出しました。
いや全然違うんですけど。なんかもうそっち側っていうか。
ソロの曲に交えて何曲かサニーデイの曲もやってて、
「サマーソルジャー」と「週末」がヤバかった。
個人的にとにかく「曽我部恵一という才能」に
ビックリしてた頃の曲なので、
染み込み方がハンパじゃないみたい。
96年当時、この曲聴いた時は本当にビックリしたもの。
全然シャレてなくて、正攻法で、すげえ自信満々で。
2011年の「サマーソルジャー」は
身の丈ピッタリの名曲でした。
競演のとんちピクルスさんも素晴らしかった。
知ったのはついこの前で、例によって
バロンくんを観に行った2月の高円寺のバー。
狭い店内が小太りの中年男性で埋まってたのが
スゲエ印象深いんですが、それはまあ置いといて。
音楽もスゲエ良かったんですよ。
その時買ったCDが見当たらないのでYOU TUBEで1曲。
ウクレレ1本の弾き語りをベースに
昭和歌謡からヒップホップまで、
いろんな音楽を人格一つで
独自の何かにまとめ上げる46歳。
当たりのジェントルな杉作さんみたいな、
ペーソスの凝り固まりのような歌が染みます。
「鍾乳洞の長い旅」っていう曲が好きで、
クールなトリップ感がSDPの「彼方からの手紙」なんかを
思い起こさせます。よかったら聴いてみてください。
『Our Somgs』、15日までやってて
最終日はバロンと世界一周楽団のワンマンライヴです。
お時間あればぜひ!