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バロンと世界一周楽団

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去年から追っかけてるバンドがあって、
名前を「バロンと世界一周楽団」といいます。

土曜日、バンドの中心人物・バロンくんの
ライブを観に、高円寺の『百音』という喫茶店へ。

写真左がバロンくんで、
右はバンドのギタリスト・八木橋恒治さん。




去年の夏、下北沢に寒空はだかという芸人さんの
ライブを観に行ったらフロントアクトで出て来たのが
バロンと世界一周楽団で、完全に一目惚れです。
そこからこっち、ずっと追っかける羽目になりました。

スイング時代の古いジャズソングをベースに、
レゲエやスカ、R&Bなんかのルーツミュージック、
さらにはフォークなんかもいい塩梅で消化したサウンド。
その上でバロンくんが小粋に歌って踊るんです。
タップを踏んだり、マイムを演じたり、ホントに小粋に
歌って踊るんですよ。憧れ込みで目指す世界は
「ボードビル」だと言う男。サマになってんですよ。

ということで関連CDを下に。




「バロンと世界一周楽団」名義のアルバムが右。
『いつかどこかで見た空だ』。オリジナル楽曲中心。
AMZONで買えます。

バンドのトランペット兼ヴォーカルを務める陽気なカナダ人、
ジョーダンくんとのユニット「BARON & JORDAN」名義の
アルバムが左。『SWING SET』。i-tunesで買えます。
カヴァー中心。チープな音質だけどすごく好き。

いくつかYouTubeに映像も上がってるので、
試しに一つ。



おはよう忍者隊ガッチャマン

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4月から始まった仕事が
『おはよう忍者隊ガッチャマン』。

日テレの朝ワイド『ZIP!』内で、月~金の週5日、
6時55分あたりから流れている約1分のアニメです。
脚本を担当しております。あのガッチャマンです。
どういうわけかタツノコプロの許可のもと、
しょーもないコントを毎日書かせてもらっています。



声優がSDPのボーズさん、アニさん、しまおまほちゃん、
それと大人計画の宮崎吐夢さんという見知ったメンツで
作ってるので話が早いし、まあ声入れが毎回楽しい。
嫌がるところを無理に撮った声優陣の写真がこちら。



映ってませんけど、ベルクカッツェ役の吐夢さんも
毎回毎回、素晴らしい。
最新回のみ番組HPに動画がアップされてるので、
興味がある方は適当に覗いてみてください。
たまに結構な当たりが出ますので。

http://www.ntv.co.jp/zip/movie/gatchaman/


日本橋の談春、一之輔

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かつての江戸の中心、日本橋で落語会を2つほど。

土曜日、立川談春『談春らくご IN にほんばし』が
日本橋三井ホールで。

そして火曜日、春風亭一之輔『夜のひとり噺』が
お江戸日本橋亭で。

方や三井財閥のホールで5000円、
方や座布団にパイプ椅子で1500円。
どっちも面白かった。


談春は『百川』『紺屋高尾』の二席。
『百川』の方は日本橋が舞台の噺で、
それもホントに会場近辺、今の三越のあたりにあった
料亭でのドタバタ劇。落語らしい落語なんですが、
そういう噺ほど仕事柄「もっとスマートな構成が
あるんじゃ…?」とか思ってしまう。
噺に出てくる「四神旗、四神剣」という、神様に祀るための、
なんつーんですかね、飾り物? それが舞台の奥に
しつらえてあるという特別な趣向でした。
「日本橋の小舟町から本物をお借りしました」だって。

『紺屋高尾』は思い出せる範囲で、生で聴くのが4回目。
その都度ちょっとずつ変わっていくのが面白い。
で、毎回変わらないのが客席のすすり泣き。
CDでも聴けます。



一之輔は『唖の釣り』『大山詣り』『短命』の三席。
『短命』って、伊勢屋の旦那が短命な理由に
八五郎がなかなか気付かないという、噺の肝のところで、
「そんな男いねえよ」って思っちゃうことが多いんですが、
一之輔の八五郎は「あー、こいつなら気付かないわ」と
思わせる、バカのさじ加減が絶妙。
前に聴いた時より面白かったです。


こちらからは以上です。


皇居の見学

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水曜日、面白そうなので皇居見学に行って来ました。
面白がり方のポイントが似ている同い年の友人、
ハギハラさんと、職種の判然としないオッサン2人で。

宮内庁のHPから、希望する日の4日前までに申し込めば
誰でも見学できるそうです。午前と午後の回のうち
午後をチョイス。参加者はざっと100人超。
浮いてる感じは否めないものの、係の人の指示に従い
いざ皇居の中へ。


まずは大きなモニターのある休憩所で説明ビデオを
見るんですが、この前後の時間しか売店に入れない決まりで、
いきなりの買い物ラッシュが始まります。


珍しいものいっぱい売ってました。菊紋だらけ。
菊紋ライター、菊紋バッグ、菊紋サブレーとか。
なんかすごい。試しに買った菊紋マグカップ(1200円)がこちら。
ヤクルトとか気軽に注いじゃいけないような気品が漂ってます。


で、こんな感じで皇居内を廻って行きます。全行程はおよそ2km。


宮内庁の庁舎。


正月の一般参賀でおなじみの宮殿。


なんかどの施設もデジカメに収まんないくらいデカい。
それを終始遠巻きに眺める感じ。
で、特定の誰かを思わせるようなモニュメントは
一切なくて、だんだん何を見てるのかボンヤリしてくる。
それってすごく天皇のイメージっぽいな、なんて思いました。


で、ボンヤリしてきたオッサン2人は
途中で目的変更。修学旅行で来たとおぼしき中学生たちに、
話しかけて仲良くなってみようじゃないかということに。
この子たちです。


群馬県富岡市から来た、富岡東中学(たしか)の2年男子チーム。
修学旅行の自由行動を使って皇居見学に来たという感心な少年たち。
「めちゃイケ見てる?」とか、「朝やってるガッチャマン知ってる?」とか、姑息な手を使って必死に打ち解けてみました。

女子チームもいて、微妙な距離感で着かず離れず歩いてるのが
面白かったんですが、そっちはハギハラさん担当だったので
残念ながら写真なし。かわいい子が多かった、気がする。
で、男子の中でいちばんのお笑い通だというトミオカくん。


好きなお笑い芸人は「ジョイマン」だそうです。
二重橋でテンション上がって、入っちゃいけない
砂利の中に入っちゃったところがこちら。


オッサンたちが「大丈夫だって!」とか煽ったせいで
係の人に怒られてました。ごめんな。


ということで皇居の見学、面白かったです!


真一文字の会

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10代の頃から興味だけはあった落語を、
5年くらい前からようやく聴けるようになりまして、
ぼちぼち生の会場に足を運んでおります。

でもって昨夜は内幸町ホールで春風亭一之輔「真一文字の会」を。



30代くらいの落語家さんって、相当うまい人でも
どっか「噺家のコスプレ」に中身が追いついてないような、
ちぐはぐな印象を受けることが多いんですけど、
この人の場合、人格まんまで高座にあがってる感じが
ふてぶてしくてカッコいい。

で、この日の演目は
『夏泥』『船徳』『死神』の三席。
シメの『死神』はネタ下ろし。初めて演じる噺。

いろんな噺家がオリジナルのいろんなサゲを競っている
ような、ちょっと特異な演目ですが、一之輔いわく
「覚えたまんましゃべります」っつって、
やったのが全編に渡って本当にシンプルな『死神』。
これが良かった。どっかでまた聴きたい。

でもやっぱり『死神』のサゲ、小三治のヤツが
ベーシックで好き。まだ生で観たことないんですが。