rirelog

悪の告白

permalink

+

最近ハマっているTVドラマ。
それは
『ハウス・オブ・カード』。
『ユージュアル・サスペクツ』、『アメリカン・ビューティー』の
ケヴィン・スペイシー主演の
政治ドラマ。

えっ政治に興味ない?

じゃ、こう言えばいいかな?

ポリティカル・スリラー。

自分を貶めた裏切りに対しリベンジを決行する悪徳政治家の
物語なんですが、
その巧妙な手口や
視聴者に本音を語りかける姿は
邪悪にして刺激的。

僕、悪徳政治家を嫌悪してるんですが、
どうしてこんなに惹かれるんでしょう?

それはケヴィン・スペイシーが好きだってのもあるんですが、彼が”正直”(観ている人に対してですがw)だからでしょうね。

ドラマと割り切って楽しんでます。

悪の告白、
実際には許しませんから。


VINTAGEからHERITAGEへ

permalink

+

もう感度の高い方は
既にチェックされてると思いますが、
遅ればせながら
注目の雑誌を取り上げたいと思います。

その名は
“THE HERITAGE POST”。
僕はウィーンのセレクト・ショップで
その存在を知ったんですけど、
日本だと
代官山のTSUTAYAに
置いてるみたいですね。







興味を持った人に
是非手に取って
チェックして頂きたいので
(と言っても今の時代、画像検索できるんですが)
敢えて中身を紹介しません。

要するに
ワーカー&バイカー的な
ファッション誌。

でも、一部のマニア向けではなく、
NYのブルックリンで盛り上がる
40~50年代のファッションを
上手く取り上げています。

読者モデル?を使って、
本人の私物をカタログ風に編集。

若いイケメンだけでなく、
年齢も幅広く、
若者から中年男性までが登場。

こだわりがあって、
仕事も趣味も同じように愛している人達・・・。

僕は勝手に
ブルックリン・スタイルって
呼んでたんですが、
こういうの
HERITAGEって言うんですね・・・。

VINTAGEではなく。

VINTAGEって言葉も随分定着しましたしね。

HERITAGEの方が更に歴史のある感じかなぁ。

僕は
どちらかというと
60年代〜70年代の
ファッションが好きだったんですが、
初夏にNYに行ってから
髭も伸ばし始めたので
この秋には
HERITAGE感覚も
取り入れてみようかなと。
入れ墨までは入れませんが(笑)。

女性版もあるんですよ。
こちらも、働く女性から子持ちのママまで。

でも、ちゃんと皆、自分のスタイルを持っている。



決して古着だけでなく、
新しいものの中から
HERITAGE的なものを
引き出して来るあたりも好感が持てます。

実用的にしてスタイリッシュ。
そして、懐かしくて、新しい。

既に僕の周りには
何年も前からHERITAGEスタイルを
実践している人もいるので
全世界同時多発的な
ムーブメントかもしれません。

格好だけとか
遊びだけとかじゃない本気感がいいんですよね。

粗野でただのマニアかと思わせておいて
実は計算して
先端行ってる感じも好きです。

HERITAGEかぁ。

上手い言葉を見つけたもんです。


大衆の心を掴むには?

permalink

+

正論を述べてるだけの運動家や
万年野党に甘んじている政治家の皆さん
のみならず、
才能あるのに
ちっとも目が出ないアーティストにも
オススメかと。


伝説のグラフィック・デザイナー

permalink

+

この夏の課題図書?は、

伝説のグラフィック・デザイナー、

HERB LUBALINの

『LUBALIN』。

彼は、60〜70年代に

グラフィク・デザイナー&タイポグラファーとして活躍したんですが、

彼が手掛けた雑誌は既に高値で取引されていたりするので

今回の作品集の出版は嬉しい限りです。



















マリリン・モンローのグラフィックで

雑誌『EROS』が有名ですが、

僕は、もうちょっとアンダーグラウンドな雑誌『AVANGARDE』派。

何冊か持ってた筈なんですが、見当たりません・・・(苦笑)。

彼のモロ70′sなモダンなロゴの大ファンなんです、僕。

でもこの所のブルックリン的なタイポが注目を集めている事もあって

今なら、飾り文字風のものに惹かれますね。

とにかく、ビジュアルのヒント満載で、デザインに興味のある人は

必携ではないかと。

少し前に出たので店頭に残ってないかもしれませんが、

ネットなら注文できるんじゃないですかね。

この夏、僕もデザインやらタイポグラフィーやらエディトリアルについて

この本で自由研究したいと思います。


RIO

permalink

+

3週間のヨーロッパ・ツアーから
戻って来ました。

実は、僕、W杯の日本戦のチケットが全て
手に入ったにも関わらず(友達のコネで)、
ブラジルに行かずに
ユーロ・ツアーを選択したんですよね。

大好きなボサノバやサンバの発祥の地!
しかも、W杯の日本戦を生観戦できる!!
と大興奮したものの・・・、
サッカー・ファンには
怒られるかもしれませんが、
飛行機もホテルも高いし、
同じ3週間散財する事と
仕事で収入を得る事を天秤にかけ、
やむなく後者を・・・。

結局、ツアーでほぼW杯は観戦できなかったんです。
でも
そんな理由から
日本が決勝トーナメントに
進めなかったなかった事がそんなに悲しくなかったんですよね
(屈折した心理です・・・代表ファンの皆さんごめんなさい)。

正直ブラジルに行かなくなったのは残念でした。今まで一度も行った事がなかったので。但し、モンテネグロやクロアチア、オーストリアにスロバキアでも凄く楽しい思いをしたから僕の中ですっかりブラジルというキーワードは忘れ去られていたんです。

ところが
一冊の本で僕のブラジル熱が再燃!

一昨日に
京都の精華大学のキャンパスで行われた
Ustream中継で
シンガーソングライターの高野寛さんと
トーク・セッションをした時に、
高野さんから
ブラジルで録音した新しいアルバム『TRIO』と
『RIO』という写真集を頂いたんですよね。

僕はてっきりブラジルに同行したカメラマンが撮影し、
高野さんがエッセイを書いたものだと
思い込んでいたんですが、
Ust中継中に写真も高野さんが撮っていた事が判明!

これがとても素晴らしい作品集なんです!!













高野さんは
去年から精華大学の特任教授にも就任され
週に8時間も生徒達を指導されているとか。

中継の後で車で移動する際に色々と
お話しさせて頂いたんですが、
一人一人の生徒への眼差しが
実に暖かく、前向きで心打たれました。

教える事で色々が発見があったり、
ものの見方が変ったなんて興味深いお話も・・・。

そんな高野さんだからこそ切り取る事ができた
ブラジルの様々な風景からも
彼の人となりが伝わって来ます。

そこにあるのは
愛と美と好奇心。

ありのままを受け入れ、
彼が感じた何かに反応し、
リアルでナチュラルで
ちょっとキッチュな
ブラジルの素顔が写し出されています。

僕もブラジルに行きたい!

改めてそう思わせてくれる一冊です。

夢が実現するその日まで
僕はこの本を何度も眺めるんだと思います。